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ウェルビーイングな企画ってどういうもの?
はじめに
企画・WEBアプリ設計2024/8/17 1:402024/9/30 10:58こちらのカテゴリーでは、今世の中に出ているウェルビーイングなサービス・企画について紹介していきます。企画を進めるにあたってヒントとなるような考え方についても共有していく予定です。
はじめに、私が考える、「ウェルビーイングなサービス」とはどういうものを指すのか、説明していきます!
ウェルビーイングなサービスは、人のウェルビーイングを向上させる
ウェルビーイングを科学的に分解しよう2024/9/6 12:382024/9/6 13:28上記記事でも説明していますが、ウェルビーイングは、構成要素(PERMA)に分解することができます。
- P (Positive Emotions) - ポジティブな感情: 喜び、満足感、愛情などの肯定的な感情を経験すること。
- E (Engagement) - 没頭: 活動や仕事に深く没頭し、フロー状態を経験すること。
- R (Relationships) - 関係性: 他者との意味のある、支持的な関係を築くこと。
- M (Meaning) - 意味・目的: 自分の人生に意味や目的を見出すこと。
- A (Accomplishment) - 達成: 目標を設定し、それを達成することで得られる成功感。
私が考えるウェルビーイングなサービスとは、PERMAの要素のどれか1つ、または複数を良くするものです。
大切なのは、「良くすること」です。PERMAの要素を単に測るだけでは足りません。本当にウェルビーイングを高めるには、それ以上のことが必要です。
例えば、ストレスチェックサービスは人の心の状態を知ることはできますが、それだけではウェルビーイングを高めることはできません。
私が重視するのは、そのサービスを使うことで、PERMAのどれかが実際に良くなること。
または、良くなるためのサポートをしてくれるサービスです。
そうなると、達成感や没頭できるゲームもウェルビーイングサービスと言えそうですね。
ただ、ゲームは取り組んでいる間は幸福で、没頭もできクリアした時は達成感も味わえますが、ゲームを終えると幸せ途切れてしまいます。そういった一時的な幸福ではなく、持続的に幸福な状態を創ることが「ウェルビーイングなサービス」だと考えています。
ウェルビーイングなサービスの具体例
では、具体例としてウェルビーイングの「PERMA」を引き上げているサービスについて、いくつかあげてみましょう。
Bonfire-つぶやき型日記-
Bonfireは、焚き火をイメージしたつぶやき型の日記アプリです。
日記を書くことは、心理学的に良い効果があります。ネガティブな気持ちが減り、ポジティブな考え方が増えるのです。
しかし、ウェブ上で日記を公開するのは少し怖いものです。誰かに見られる不安や、立派なことを書かなければという重圧を感じるかもしれません。
Bonfireはこの問題を解決します。このアプリでは:
- 完全に匿名で書けます
- 見知らぬ人からコメントが来ることはありません
- 安心して自分の思いを書くことができます
- 他の人のつぶやきも読むことができます
- ネガティブな日記を除いて閲覧することもできます
Bonfireは、ウェルビーイングの要素「PERMA」のうち、特に「P:ポジティブ感情」を高めるのに役立ちます。それ以外の要素も改善する可能性がある サービスと言えますね!
ポケモンスリープ
「ポケモンスリープ」は、プレイヤーが実際に眠ることで“遊ぶ”スマートフォン向け睡眠ゲームアプリです。 基本のプレイ方法は、毎晩枕元にスマートフォンを置いて寝るだけ。 すると、アプリが睡眠時間や睡眠中の様子を計測、さらにデータを記録・分析してくれます。
睡眠を、ポケモンとコラボさせ楽しく良いものにする取り組みがアプリ内で実現できています。
睡眠後にかわいいポケモンの寝顔が見れることにより、朝起きることが楽しみになりました。また、ゲーム要素もあるので、報酬やポケモンゲットによる達成感を味わうこともできます。登録することで友達の睡眠時間を確認し合うこともできるので、会話のきっかけになったりもしますね。
ポケモンスリープは楽しく、良い睡眠習慣を作っているので、ウェルビーイングなサービスであると言えますね。
おわりに
ウェルビーイングなサービスは、「PERMA」の要素を持続的に向上させるサービスであることを説明しました。
自分がサービスを作る時も、「PERMA」のうち、どの要素の引き上げに貢献できているか考えるようにしていきたいですね。